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デイサービスの費用っていくら?相場から内訳までを解説

デイサービスの利用を検討するときには、利用にかかる費用が気になる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、デイサービスの費用の相場や内訳・仕組みなどについて、詳しくご紹介していきます。

デイサービスの利用にかかる費用は、食事の内容や利用者さんの介護度、使用した時間などさまざまな要因によって変化します。

デイサービスの費用について詳しく知ることで、デイサービス選びをいっそうスムーズに進めることができるはずです。

デイサービスとは

デイサービスとは、要介護認定を受けた方が1日や半日単位で介護サービスを受けることができる場所です。要介護認定を受けた方が自宅での自立した生活を継続できるように、機能訓練をしたり他の人との関わりを持ったりします。

デイサービスはその他にも、介護をしている家族の負担軽減といった目的で使用されることもあります。

デイサービスについて詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にされてみてください。

デイサービスの費用の相場

デイサービスの費用は大体どれくらいなのかを知りたいという方も多いでしょう。

一般的にいわれているのが「デイサービス1回の利用相場は1,000円から2,000円ほど」です。しかしこの数字はあくまでも相場であり、利用する施設や利用の時間、利用者さんの要介護度によって、デイサービスの費用に違いが出てきます。

デイサービスの費用は、利用者さんの要介護度が低ければ低いほど低額になり、利用時間が長ければ長いほど高額になります。

このように、デイサービスの費用のおおよその相場はありますが、詳細な料金を明確にするためには施設の料金表をよく確認する必要があります。

デイサービスの費用の内訳

デイサービスの費用は基本的な利用料金に加えて、さまざまなオプションごとに金額が上乗せされていきます。

本項ではデイサービスの費用について、介護保険が適用される費用・介護保険が適用されない費用に分けてご紹介していきます。

介護保険が適用されるもの

デイサービスの費用のうち、介護保険が適用されるのは「利用料」と「サービス加算」です。

それぞれについてさらに詳しく見ていきましょう。

利用料とは

利用料は原則、どこの施設を利用しても支払う必要がある費用です。デイサービスに滞在することで発生する料金や、送迎・レクリエーションにより発生する料金が「利用料」に含まれます。国によって利用料の単位が定められており、滞在時間と利用者さんの要介護度に応じて変化します。

サービス加算とは

一方でサービス加算は、利用料とは違い受けるサービスや施設の状況によって発生する料金が異なります。サービス加算には、定められたサービスによって発生する費用や、職員の配置に応じて加算される費用が含まれます。

たとえば、サービス加算は「入浴介助」のサービスを受けた場合に、決められている費用が加算されるといった仕組みです。その他にも口腔機能向上加算といったものや、食事での栄養管理で生じる栄養改善加算などが挙げられます。国によりそれぞれのサービスごとに単位が決められており、受けたサービスの単位に応じて加算を支払います。

単位とは

上述の「単位」とは、介護保険サービスごとに決定された数のことです。「単位」「地域ごとに定められた単価」を掛けた額が、デイサービスに支払われる仕組みとなっています。

1単位の基本的な単価は、10円として計算されます。ただし、地域によってわずかに差があります。日本は1~7級地で地域区分されており「その他」に当てはまる地域も含めると、8種類の地域区分があります。

地域区分が1級地の土地(東京都23区)であれば、1単位の金額は10.90円となっています。2級地に分類されている東京都狛江市、多摩市、町田市であれば1単位は10.72円とされています。ご自身のお住まいの地域がどこに分類されるかによって、1単位あたりの料金が変わるため、事前にしっかりと確認しておく必要があります。

介護保険が適用されないもの

デイサービスの費用のうち、介護保険が適用されないものもあります。介護保険が適用されない費用には「食費」や「その他実費」に分類されるものが挙げられます。

デイサービスではお昼ご飯やおやつを提供していますが、こちらにかかる費用は介護保険が適用されず、実費で支払うことになります。

お食事の料金はデイサービスを運営している事業者が決定しているため、施設によって費用が変わってきます。ちなみにおおよその食費の相場は、500円から1,000円程度といわれています。

もうひとつの「その他実費」に含まれるものは、紙おむつや歯ブラシ・シャンプーといった日用品が挙げられます。施設で準備しているものを使用した際に、その分の費用が実費として発生します。一般的には千円以内に収まることが多いようです。ご自身で用意した紙おむつや歯ブラシなどの日用品を使用するのであれば、その他実費は発生しません。

デイサービスの費用の一般的な支払い方法

デイサービスの費用は、いつどのように支払いするのかも気になるポイントといえるでしょう。

一般的には、施設が月ごとに料金を請求するケースが多いといわれています。1ヵ月ごとに、デイサービスの利用にかかった費用を請求される形になるでしょう。(まれに利用1回ごとの費用請求を行っている施設もあるようです。)

デイサービスの費用の支払いの方法も、施設によって定められています。口座引き落としや銀行振込、現金での支払いなどが一般的です。

デイサービスの費用は所得や利用額によって軽減されることも

デイサービスにかかる費用は、利用者さんの所得や1ヵ月の利用額によっては軽減される場合があります。

「高額介護サービス費」という制度では、1ヵ月もしくは1年間に支払った自己負担額が、定められた上限をオーバーしたとき、超過分が戻ってきます。

また「社会福祉法人等による低所得者に対する利用者負担軽減制度」では、所得が少なく生活していくことが難しいと認定されている方の、自己負担額が軽減されるケースもあります。

どちらの制度も内容がやや複雑であるため、ケアマネジャーとよく相談の上、利用について検討してみましょう。

まとめ

本記事では、デイサービスの費用についてご紹介しました。

デイサービスの利用にかかる費用のおおよその相場は、1回で1,000円から2,000円といわれています。

受けたサービスの内容や滞在時間・施設やお住まいの地域などによって、デイサービスの利用にかかる費用は変動します。ご自身の状況と照らし合わせながら、発生する費用をきちんと確認していく必要があるでしょう。

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